2007年7月2日 日本で14番目の世界遺産に登録 祝 祝 祝
2007年5月12日島根県大田市大森町の石見銀山遺跡には大激震が起こりました。
それはイコモスの【登録延期】の勧告発表報道。
世界遺産登録が確定していると思っていた大田市民にとっては、思いも掛けなかった報道が飛び込んできました。
1993年に当時の澄田信義島根県知事が提唱して始まった、「石見銀山を世界遺産に登録する」運動は足掛け14年も掛け、投資費用も10億円を上回ると言われる巨額のお金が泡と消えるのかと誰もが思わざるを得ない、イコモスの非情な【登録延期】勧告でした。
【登録延期】はイコモスの評価としては、【登録】【照会】に次ぐ3番目の評価となり2段階の格上げは数例。
しかし、その後の日本の底力はすさまじいものがあり文化庁を始め、島根県、大田市等の関係者が昼夜を徹して反論書を作られたり、各国の世界遺産委員会の役員に石見銀山の素晴らしさを伝える努力がされました。
その努力が報われ、6月25日からニュージーランドで行われた世界遺産会議では、鉱山遺跡としては珍しい緑あふれた自然と調和した、現在のキーワード《環境》に配慮した鉱山が評価され、満場一致で6月28日に世界遺産に登録されました。
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